共生型サービスの優位性
◆「共生型サービス」とは
「共生型サービス」とは、「地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律」において、訪問介護、通所介護、短期入所生活介護等について、高齢者や障がい児者が共に利用できるよう平成29年5月26日に成立した制度です。 介護保険又は障がい福祉サービスの指定を受けている事業所に関して、設備基準や人員基準の緩和が適用されます。具体的には障がい福祉サービスの指定を受けている事業所が介護保険の「共生型サービス」の指定を受けたい場合には、障がい福祉サービスの設備基準及び人員基準を満たしていれば介護保険の事業者指定を受けることができます。
◆「共生型サービス」のメリット
障がい児者が65歳以上になっても、使い慣れた事業所でサービスを利用しやすくなる従来の制度では、障がい者が65歳になると同時に、障がい福祉サービスから介護保険サービスに切り替えなければなりません。65歳になった障がい者は、馴染みのヘルパーや通い慣れたデイサービス事業所等を変更せざるを得ない状況でした。「共生型サービス」が導入されたことにより、介護保険サービスに切り替えることなく、65歳になっても、それまで通りの使い慣れた障がい福祉サービス事業所を継続利用することができます。
共生型デイサービス『デイテラス』モデル
増加し続ける要介護高齢者と障がい者の社会参加の場を提供、継続して潤いのある在宅生活を継続していくための支援を提供。定員を高齢者6:障がい者4の割合で定員を設定。安定した事業運営を継続することが可能。
◆『デイテラス』定義
①地域の中で当たり前に暮らすための居場所を提供
②利用の求めに対しては高齢者、障がい者という対象上の制約を与えないこと
③その場で展開される多様な人間関係を、共に生きるという新たなコミュニティとすること
◆『デイテラス』コンセプト
①小規模・多機能・地域密着であること
②利用定員は10~ 20人程度で、家庭的な雰囲気であること
③高齢者・障がい者誰でも受け入れ対応すること
④身近な住宅地に立地し、地域との交流が多いこと
共生型デイサービス『デイテラス』概要
《コンセプト》
障がいがあっても高齢になっても認知症を発症しても楽しく豊かな生活をおくれるように支援をする。
《事業形態》
共生型通常規模デイサービス
《定員》
20名(地域密着型通所の開設が可能な場合はこの限りではない)
《運営日》
365日 ※年末年始休み(12月30日~1月3日) 年に1回8月を目安に全事業所合同会議を開催(開催日は休み)
《運営時間/提供時間》
8時~18時/9時~17時
《対象者》
知的障がい者、身体障がい者の方、要介護認定を受けた方
《対象地域》
関東全域 ※まずは埼玉県さいたま市、戸田市、川口市内
《取得予定加算》
入浴、サービス提供体制強化加算(ロ) 、処遇改善加算(Ⅰ) 、若年性認知症受け入れ加算